フィリピン最後の秘境エルニドに浮かぶ秘島、ダロコタン島を知っていますか?アクセスや見どころを大解剖!

おすすめスポット

ダロコタン島・・・と聞いてピンとくる人ー??

たぶんどこの国か見当もつかない人がほとんどじゃないかと勝手に思っています。

わたしがその島の存在を知ったのは半年くらい前、たまたまフィリピンのエルニドへ旅行を検討していた時。

名前すら知らない島でテンションが上がった、という理由でエルニドのメインランドではなく、ダロコタン島への旅行を決めたのですが、行ってみたらめちゃくちゃいいところじゃないですか!!

いい場所を見つけたら共有せずにはいられない!ということで、今回は有名リゾートエルニドにある秘島、ダロコタン島の魅力に迫りたいと思います。

アクセスなど基本情報や渡航の際の注意点、おすすめの過ごし方も紹介しているので、今後の旅先の候補としてぜひ検討してみてくださいねー!

ダロコタン島基本情報

どんなところなの?

エルニドの秘島

フィリピン最後の秘境と呼ばれるエルニド。ダロコタン島は、そんなエルニドのメインランドであるパラワン島のすぐ東にある小さな島です。

島の全長は2 kmほど。舗装された道はなく、車も走っていません。

ダロコタン島

素朴な雰囲気と豊かな自然が魅力

そんな小さな離島、ダロコタン島の魅力はなんと言ってもその素朴な雰囲気と豊かな自然です。

島内にある宿泊施設はなんと(おそらく)3軒のみ。公共の交通機関でのアクセスは難しいため、観光客がとにかく少ないんです。

ダラコタン島にある宿泊施設、確認できたのは下の3軒です。
Dryft Darocotan Island
The Isla Experience
Backpackers Island El Nido

人混みとは無縁で、砂浜近くの集落で暮らす人たちの生活がすぐ隣にあり、とっても素朴な雰囲気。

また、島は小さくても自然はとてもダイナミック!砂浜から険しい岩場まで、島を取り囲む様相はさまざま。島のまわりにはサンゴ礁があるため、シュノーケルをすればカクレクマノミなどさまざまな生き物を見ることができます。

ダロコタン島
ダロコタン島 カクレクマノミ

日が傾いてくれば、一面にロマンチックな夕焼けが広がります。そして日が沈むと、余計な明かりがないので一面に星空が…(写真撮り忘れました…)!

ダロコタン島 夕焼け

ハイシーズンは冬~春

フィリピンの他の地域と同様に、ダロコタン島も季節が雨季と乾季に分かれています。

おすすめは雨が少なくビーチを存分に楽しめる乾季。日本の12〜5月ごろなので、日本の寒さから逃れてどこか行きたいなーというときの目的地にぴったりです。

どうやって行くの?

ダロコタン島へのアクセス、もちろん日本からの直行便はありません(そもそも島に空港はありません)。

日本から行く場合は、マニラもしくはセブ経由でエルニドに向かい、そこから船で渡る方法が一般的です。

コストをどうしても下げたい場合は、プエルトプリンセサから陸路でエルニドへ向かう方法もあります。陸路で長い間揺られることになるので、時間に余裕がある+車酔いに強い人じゃないとちょっと厳しいかも…

日本からマニラ・セブへ(空路)

日本からマニラ・セブへは成田・羽田・中部・関空・福岡の5つの国際空港より直行便が出ています。

各空港から就航している主なエアラインは下の通り。

空港マニラセブ
成田空港ANA/JAL/フィリピン航空/セブパシフィック航空/デルタ航空フィリピン航空/セブパシフィック航空
羽田空港JAL/フィリピン航空
中部国際空港フィリピン航空/セブパシフィック航空フィリピン航空
関西空港フィリピン航空/セブパシフィック航空/ジェットスター・アジアフィリピン航空
福岡空港フィリピン航空/セブパシフィック航空

経由便で行く方法もありますが、そこまで安くはならない印象です。所要時間が4時間程度と短いので直行便をおすすめ!

>>マニラ行きの航空券を検索する
>>セブ行きの航空券を検索する

・日本からマニラ・セブへは4時間程度
・直行便が便利!

マニラ・セブからエルニドへ(空路)

マニラ・セブからエルニドへはエアスイフト航空(AirSWIFT)というフィリピンの航空会社が毎日直行便を運航しています。所要時間はそれぞれ1時間半程度。

Lio Airport
エルニドの空の玄関口、Lio Airport。飛行機から降りたら歩いてターミナルへ向かいます。

航空券手配で気をつけたいことは、Air Swiftの航空券は公式サイト以外の大手旅行会社の予約サイトからは予約ができない点です。

予約サイトの目的地にエルニドを入れて検索しても、検索結果が0件になってしまうので、日本→マニラ・セブとマニラ・セブ→エルニドは航空券を分けて購入しましょう。

>>AirSWIFTで航空券を検索する

・マニラ・セブからエルニドはAirSWIFTの運航便で1時間半程度
・予約は直接公式サイトから!

\ AirSWIFTについては下の記事で詳しく紹介しています /

エルニドからダラコタン島へ(陸・航路)

エルニドまで到着したら、あとは車と船で移動します。

公共の交通機関は存在しないので、必ず宿泊先にピックアップをお願いしておきましょう。

AirSWIFTの搭乗便を連絡しておけば、ドライバーが氏名を書いたカードを掲げて待っていてくれます。

車で40~50分程度走るとダロコタン島へ向かう船の出る小さな港に到着します。そこからフィリピン伝統のバンカーボートに乗り換えてさらに20分程度。

ダロコタン島へ向かうバンカーボート

最短コースをとっても日本を出発してから3回乗り換えがあるので、文字だけで見るとハードそうに感じるかもしれませんが、実際はひとつひとつの移動が短いので、全然苦ではありませんでした!

・エルニドからの移動は個人手配が必要
・車と船を合わせて移動時間は1時間程度

ズバリ!おいくら万円で行けるの?

ここまで読んでみて、行ってみたいなと思った人が気になるのは、ズバリお値段ですよね。せっかく素敵なところでも、お金がかかると足は遠のくもの。

では今回、実際にいくらくらいかかったかというと、

交通費セブパシフィック航空 23,940円
エアスイフト航空   19,626円
宿泊費Backpackers Island   10,491円

なんと、移動と宿泊の合計で約54,000円!!

アクティビティや食費で現地での出費を考えても、6~7万あれば十分おつりが来ちゃいます。

もちろんシーズンや予約のタイミングで前後はすると思いますが、アジアの中でもお手頃リゾートと言えるでしょう。

おすすめの過ごし方

何もしない!

豊かな自然を満喫するおすすめの過ごし方は、何もしないこと(笑)!

ハンモック

綿密なタイムスケジュールを組んで、色々なスポットを回るような旅も刺激的で楽しいですが、こういう秘境に来たら、まずは何もしないでぼーっとするのが一番。

人工的な建造物や明かりが少なく、ただ波の音と鳥の鳴き声が聞こえるだけ。海からの生暖かい風に吹かれてぼーっとする。日常の喧騒から離れて、時間を気にせずに、そんな非日常的な体験ができるのもこの島ならでは。

日ごろ忘れがちな、地球に暮らしているという事実が思い返されます。

ぼーっとするのに飽きたら場所を変えてまたぼーっとする。全長がたった2 kmなのに、少し海岸沿いを歩くだけで砂浜だったり岩場だったり、島のいろいろな表情を楽しめます。

ダロコタン島

他の旅人たちと交流

観光客が殺到する島ではありませんが、運がよければ他の旅人たちと出会うことも。

わたしたちが行ったときは、パラワン島から宿のオーナーの親戚の子とその幼馴染たちが遊びに来ていたので、一緒にビーチバレーをしたり、海に潜ったり、夜ごはんをおすそわけしてもらったり、なかなか普段の旅行ではできないようなのんびりとした交流を楽しめました。

ダロコタン島 ビーチバレー

エクスカーションでアイランドホッピングも!

もちろん、ダロコタン島から少し離れて、エルニドのアイランドホッピングツアーに参加することもできます。

エルニドの旅行会社で用意しているツアーは主にA、B、C、Dツアーの4つ。

どれも日帰りで体験できるものなので、余力があって他の景色も楽しみたい、と思ったら参加してみましょう。

web上で事前予約をすることもできますが、宿からでもオーナーから連絡を取ってもらって前日予約も可能です。

エルニド アイランドホッピング
ダロコタン島とはまた違う海の色
エルニド アイランドホッピング
途中でカヤックタイムもありました

\ エルニドのアイランドホッピングツアーの体験談もまとめてあります /

これだけは気を付けて!

ここまでダロコタン島の魅力を伝えてきましたが、渡航前に注意したいことが2つほどあります!

お店がない

まず、お店がない!!まったくない!!島で買えるものと言ったら宿のダイニングバーで出している飲み物くらいです(オーナーはやたらとサンミゲルを勧めてましたw)。

なので、宿泊先のアメニティを確認したうえで、シャンプー類や日焼け止め、最低限のおやつなどは事前に用意しておきましょう。

最悪どうしても、というときは船を出してもらってパラワン島のエルニドタウンまで行けますが、せっかく島を楽しむなら、必要なものは予め持ち込んでおくのがよいです。

ATMがない

うすうす気づいているとは思いますが、もちろんATMもありませんw

そして少なくともわたしが宿泊したBackpackers Island El Nidoではクレジットカードは使えませんでした。

昼食・夕食に毎食300ペソ程度と、アイランドホッピングツアーに行くならプラスで1600~2000ペソくらいと考えて、少し余裕をもって現金を用意しておくと安心です。

定番リゾートに飽きたらダロコタン島へ!

日本からそこまで遠くないフィリピン。セブ島やボラカイ島など人気なリゾート地もたくさんありますが、意外と穴場なリゾートや離島もまだまだ残っているんです。

人気の旅先は日本人ばっかりで非日常感がない・定番リゾートは行き尽くして飽きちゃった、なんて人は、たまにはこんな秘島に行ってみるのはいかがでしょう??

コロナウイルスの収束まで、もうひと辛抱。この島のハイシーズン、日本に冬がやってくるころには、また旅行ができるようになってますように!

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