日本から一番近いヨーロッパ!?ウラジオストクってこんなところ!【アクセスと見どころを解説】

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日本からたった2時間半でヨーロッパ気分が味わえる街、ウラジオストクをご存じですか?

今まで大使館まで取りに行く必要があった観光ビザだけでなく、電子ビザが認められるようになったり、日本からの直行便が増えたり、最近ちょっと話題な街なんです。

そこで今回は、今年の冬に週末+αでウラジオストク旅行をしてきたわたしが、ウラジオストクってどんなところなのかを紹介します。

お手軽に西洋の風情と美味しいごはんが味わいたいなと思っている人、必見!

どこにあるの?

ウラジオストクは、ロシア沿海地域の南部にある街。

地図で見てわかる通り、日本から目と鼻の先!!

紀元前からこの地で暮らす民族はいたそうですが、ロシアの都市としての歴史は19世紀後半から。北京条約によりロシアが沿海地域を併合したことで、都市ウラジオストクが誕生しました。

一時は日本との交流も盛んで、6000人もの日本人が生活していましたが、ロシア革命で情勢が変わったことがきっかけで多くの人が帰国。冷戦期の1952~1991年までは軍港として、なんと外国人の立ち入りが禁止されていたそうです。

そんなウラジオストクも1992年に対外的に開放され、2017年には、日本を含む19か国から電子簡易ビザで入国できるようになりました。

どうやって行くの?

電子ビザで以前より入国が簡単に!

ロシアに入国するには、原則として目的に合ったビザの取得が必要です。例えば観光で行くなら、観光ビザを大使館まで取りに行く必要があります。

しかし、ウラジオストクを含むロシアの一部の都市に限り、条件を満たせばオンラインで申請できる電子簡易ビザでの渡航が可能になりました!

・入出国は同一の港
・滞在可能期間は最長で8日間

他の都市との周遊や、長期滞在の場合は通常の観光ビザを取得する必要がありますが、サラリーマンの週末弾丸一都市旅行なら問題なし!

入国日の20~4日前にオンラインで24時間申し込めます。

ただし、条件は変更の可能性があるので、渡航前に必ず最新の情報を確認してくださいね!

※現在新型コロナウイルスの影響で一時的に電子ビザの発給が停止されています

日本からの直行便が増えて渡航が便利に!

現在は成田空港と関西国際空港から直行便が就航しています。

ただし、関西空港からは、S7航空が夏ダイヤで週2日(水・土)、冬ダイヤで週1日(日)のみの運航のため、実質、韓国経由か成田経由での渡航が現実的です…

成田からは、もともとS7航空とオーロラ航空の2つの航空会社のみの運航でしたが、2020年春から、日本の航空会社、JAL・ANAがともに成田⇔ウラジオストクを新規就航させたことで、利便性がupしました!

現在は新型コロナウイルスの影響で運休も出ていますが、通常運行に戻れば、気軽に行ける海外旅行先になること間違いなし!その時に向けて心の準備をしつつ、今は終息を願ってstay homeしましょう。

\ 空港からのアクセスはこちらの記事をどうぞ/

何があるの?何ができるの?

ヨーロピアンな街並みを散策

まずは、日本からたった2時間半で見られるこのヨーロピアンな街並み。いつもと違う街並みに囲まれるだけで、旅に来たんだな、とテンションが上がりますよね!

ウラジオストクはコンパクトにまとまった街なので、こういう街並みを気の向くままに歩きながら散策できます。坂の多い港町としても知られ、歩いていくごとに表情の変わる様子を見て回るのも面白いです。

まだ人がいない朝早くからお散歩スタート
ロシア正教の教会もいくつもありました

シベリア鉄道の始発駅でロマンを体感

ウラジオストクと言えば、シベリア鉄道の始発駅であるウラジオストク駅も有名です。

極東の地ウラジオストクから、9000 km以上先にあるモスクワまで鉄道でつながっていると想像すると、旅のロマンを感じられます。

最初の駅舎の竣工は1894年。その後改装を繰り返し、ロシア革命後にロシア文化を表した現在のデザインになりました。実に100年以上の歴史のある駅なんですね。

古代ギリシャの伝統木造住宅を模したデザイン

特に鉄道のチケットを持っていなくても駅舎内やホームは自由に出入りできるので、ぜひ実際にシベリア鉄道が発着しているホームまで足を運んでみてください。何か壮大な気持ちになれるはず…!

ホームのキロポスト。9288 km先にはモスクワがあるんです。ロマンの塊。

ロシア料理に舌鼓

そして忘れてはいけないのが、1日3度のお楽しみ、食事です!

ウラジオストクでは、大衆食堂からレストラン、その辺のカフェ、どこで何を食べても本当においしい!!

ロシア料理というとボルシチやピロシキのイメージが強かったですが、他にもブリヌイやペリメニ、そして港町という立地を活かして海の幸を使った海鮮料理など、料理のバリエーションは非常に豊か。

3泊4日の旅でしたが、日数的には少し足りないくらい!飽きることは全くありませんでした。

大衆食堂(スタローヴァヤ)で食べたビーフストロガノフ。付け合わせのサラダやピクルスもおいしかった!
北国のサーモン+ディルは外れのない鉄板料理!
この旅ですっかりとりこになったブリヌイ。甘くてもしょっぱくてもおいしい!

物理的にアジアに近いので、ロシア料理だけでなく、東アジア料理や中央アジア料理のレストランもちらほらあるようだったので、食文化の多様性も感じられました。

本場でバレエ鑑賞

ロシアの文化芸術で有名なものと言えばやっぱりバレエ。

世界三大バレエ団の1つとして、サンクトペテルブルクに本拠地を置くマリインスキーバレエが有名ですが、なんと、極東ウラジオストクにもその支部があるんです。

その名はマリインスキー沿海州劇場。もともとは2012年のAPECに合わせて作られたバレエ・オペラ劇場だったのですが、2016年にマリインスキーバレエ団の支部に。日本からたった2時間半で、世界トップレベルのバレエが見られるようになりました。

しかも嬉しいのがチケットのお値段。なんと1階席でも数千円で見られるんです!

わたしが座ったのは1階席後方。ちょうど床の傾斜が始まるところだったので前列の人との頭のかぶりも気にならず、大満足の席だったのですが、これでなんと1800ルーブル(1ルーブル≒2円程度)!安い!

普段はバレエなんて見ないという人にもおすすめです。

1階席でも後方ならチケット1人4000円以下という驚きの安さ!
大好きな「ドン・キホーテ」を鑑賞。なんとキトリ役もバジル役も日本人でした!

\実際に行ってみて外せないなと思った観光スポットも紹介しています/

日本から近いのに異国情緒たっぷり!

日本から近くて、ヨーロピアンな街並みがあって、ごはんがおいしくて、世界最高レベルの芸術を鑑賞できる、とっても魅力的な街、ウラジオストク。

電子簡易ビザの発給や、日本からの直行便増便で少しずつ人気が上がっています。

新型コロナウイルスの影響で、自由に海外旅行ができる時代はもう少し先になりそうですが、無事に落ち着いたら、もっともっと多くの日本人に、この魅力を味わってもらえたら嬉しいです。

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