自然の絶景と古代からの歴史が詰まった、玄界灘に浮かぶ壱岐島。しかし、なんと壱岐島の北部に更なる絶景が拝める無人島があるんです!
それが辰ノ島!環境省が選定している快水浴場100選にも選ばれている穏やかで透明度抜群のビーチから、浸食でできた奇岩、絶壁など、ジオな景色が好きな人にはたまらない絶景の連続が楽しめます。
辰ノ島に渡れるのは春~秋のみ(3月末~11月が目安)。行くならこれからの時期がチャンスです!
そこで、今回は辰ノ島遊覧&上陸の様子をお届けします。
辰ノ島への行き方
辰ノ島へは、地元のJF勝本町観光案内所の運航する観光船に乗船します。
アクセス
観光船のチケット売り場と乗り場は、JF勝本町観光案内所から。歩いてすぐのところに、勝本漁港があるので間違えないように注意!
勝本港は壱岐島の最北エリアにあり、壱岐空港・郷ノ浦港・印通寺港からは車で約30分、芦辺港からは車で約15分かかります。
チケットの種類と時刻表
チケットは上陸のみ、遊覧のみ、上陸と遊覧の3種類。価格はそれぞれ下記の通りです。
種類 | 料金(カッコ内は小人) |
遊覧のみ | 1,500円(750円) |
上陸のみ | 700円(350円) |
遊覧+上陸 | 2,000円(1,000円) |
また、基本の時刻表はこちら!
勝本港発 | 辰ノ島発 |
9:00 | 10:40 |
10:00 | 11:40 |
11:00 | 13:00 |
13:30 | 14:10 |
14:30 | 15:10 |
15:30 | 16:10 |
16:40 |
7~8月の夏期は、ハイシーズンなので臨時便が出ます。夏場に行く場合は、事前に観光案内所までのお問い合わせがおすすめです。
勝本港から辰ノ島までは10分弱、遊覧は約40分かかります。上陸する場合、特に帰りの時間を事前に決めておく必要はないので、自由に時間を使えます。
ただし、辰ノ島は無人島。トイレがないので注意してくださいね!
辰ノ島遊覧&上陸レポート
それでは実際の乗船からレポートしていきます!
本当はすぐ上陸するはずだったけど、、、遊覧へ!
乗船したのは13:30勝本港発の便。徒歩圏内のお食事処 大幸にて赤ウニ丼をお腹いっぱい食べてからいざ、無人島へ!
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実は前日まで台風19号の影響で、九州本土から壱岐に渡るフェリー・高速船も、ここ辰ノ島への観光船もほとんど欠航。
この日も天気は晴れで穏やかに見えましたが、波の影響は目に見えるより大きいらしく、外海には出られないかもとのこと。それなら遊覧なしで上陸でいいやと思い、上陸券を買って乗船。
定刻に出航!
数分進むだけであっという間に海の色に変化が!紺碧から淡いエメラルドグリーンの海が現れました!
これは海の宮殿と呼ばれているスポット。浸食でできた地形です。水平方向にきれいな地層も見えてジオ好きにはたまらない景色!海水は透明度が高く海底が丸見え!とってもきれいでした。
本当はこの後上陸するはずだったのですが、写真を撮ってはしゃいでいたため、それに気づいておらず、降りそびれて再び出航…慌てて乗組員の人にお話すると、このまま乗って遊覧してって!とのことだったので、お言葉に甘えて遊覧させてもらうことに…!
すると、船長さんから案内が入り、外海まで出てみます!とのこと。波が強くて所々ディズニーランドのアトラクション状態になりましたが、乗客のみなさんもテンション高めでわいわいしながら進んでいきました(笑)
だんだんと絶壁に近づいてきました。これも浸食でできた地形。長い年月をかけて波と風に削られて、こんな形になったそうです。ロマンだ…!
ここは蛇ヶ谷と呼ばれるスポット。なんと絶壁の高さは50 mにも上ります!ちょうど波が荒れていたこともあり、海も壁も大迫力!
いよいよ上陸!
外海の遊覧が終わったところで今度こそ上陸。船着場からすぐのところでこの景色。
先ほどとはまた違った色で、今度は少し緑かかった水色。海底が見えるほどの高い透明度で、所々に魚群も見えました。
島の中からも絶景スポットが!その1つがこちら。壱岐島で見た鬼の足跡とペアになる、もう一つの鬼の足跡です。なんでこんな風に穴が開いているんだろう、ほんとに誰かが踏んづけたのかな?と思うような絶妙な地形。
柵のようなものは一切ないので、ギリギリまで行くと絶壁でスリルも味わえます。
スリル楽しんだあとは、辰ノ島海水浴場でひたすらのんびり過ごしました。遠くまでキラキラして透明な海が広がっている様子は、見ているだけで心が癒されます。
帰りは15:10の船に乗船。あっという間に壱岐島まで帰ってきました。
遊覧+上陸がおすすめ!
以上、辰ノ島の遊覧&上陸レポートでした。
当初上陸だけのつもりでしたが、今回手違いで遊覧できて思ったことは、外海に出られる天候であれば、絶対に遊覧もした方がより楽しめるということ!
壱岐島にもきれいなビーチはたくさんありますが、辰の島の遊覧では、外海のような浸食でできた荒々しい自然の地形も存分に楽しめます。自然の多様な姿が見られて、しかもその地形から長い年月に思いをはせることができて、とにかくロマンを感じられて、とってもおすすめ!
壱岐島に行くときは、ぜひ合わせて辰ノ島も訪れてみてくださいねー!
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