大好きなミュージカル『パリのアメリカ人』のパリ公演を見にパリ旅行へ行ってきました。
移動に半日以上もかかるヨーロッパ、本当だったらのんびり滞在したかったですが、本業が週5で働くサラリーマンゆえ、休みのやりくりの都合上、長期滞在はなかなか難しい。
そこで、飛行機などの遅延のリスクも考えた上、ミニマム旅程の3泊5日(最終日はそのまま出勤)で計画することに。
今回はその旅程をまるごと公開します!
サラリーマンのみなさん!有休をうまくやりくりすれば、長期休暇を取らなくてもヨーロッパに行けますよ!
弾丸旅行の日程はこうやって決める!
まずは弾丸旅行の日程の決め方のポイントから。
弾丸旅行を計画する場合、わたしは次の3点に気を付けています。
②遅延リスクを減らすため、できるだけ直行便を使う
③万が一の遅延に備え、現地で1日はバッファをとる
やりたいことは盛り込めば盛り込むだけ、予定がずれこんだときの影響が大きくなります。今回は『パリのアメリカ人』の鑑賞が目的だったため、少し割高だけど劇場近くのホテルを取ったり、鑑賞日の他の観光スポットをパリ市街に絞ったりしました。
また、本当なら経由便の方がお金の節約にはなりますが、弾丸の場合日程的な猶予がないため、遅延のリスクをできるだけ減らせる直行便(関西空港⇔シャルルドゴール空港)を予約。
さらに万が一の大幅遅延に備えて、現地に着いたらすぐ帰ってくる・もしくは最悪渡航が不可能になってしまわないように、現地でバッファの+1日を取りました。
立てた予定はこちら!
そんな感じで計画した3泊5日の弾丸パリ(+ルクセンブルク)旅行の予定はこちら。
Day 1 | 10:25 関西空港出発 15:05 CDG空港到着 市内移動 20:00 『パリのアメリカ人』鑑賞 |
Day 2 | 終日 ルクセンブルク観光 |
Day 3 | 終日 パリ観光 20:00 『パリのアメリカ人」鑑賞② |
Day 4 | 13:05 CDG空港出発 |
Day 5 | 8:55 関西空港到着 出勤 |
宿泊先 | Hotel du Pont Nuef |
目玉の観劇以外は決めすぎないことがポイント。果たして、実際に計画通りに旅行ができたのでしょうか⁉
Day 1:移動+観劇1回目
この日は10:25関空発、15:05シャルルドゴール着予定のエールフランス291便へ搭乗…のはずが、当日になって20時間以上の大幅遅延が決定!遅延という弾丸旅行の最大の敵がいきなり立ちはだかる、まさかの展開でスタート。
明け方までに飛行機を取り直し、7:50伊丹発→9:05成田着、10:55成田発→15:40シャルルドゴール着に予定を変更しました。
ほぼ定刻でシャルルドゴール着。ここからメトロで市街に向かい、ホテルHotel du Pont Nuefへチェックイン。
徹夜の疲れと機内食でおなかが空いていなかったため、近くのスーパーで食べ物を仕入れて、軽く夕食を取り、シャトレ座へ。
いよいよ『パリのアメリカ人』を観劇!上海ぶりに見るLeanne CopeとRyan Steeleの美しすぎる踊りに心底うっとり。
観劇後はホテルまで歩いて帰り、時差ぼけと興奮でなかなか眠れない中、最終的に寝落ちで初日を終えました。
Day 2:ルクセンブルクへ小旅行
この日はパリを離れてお隣ルクセンブルクへの小旅行。一人あたりのGDPが世界一の国ってどんなところなんだろう?という興味本位で行ってみることに。
若干寝坊気味、さらにゼネストでメトロは閉鎖・でバスが混み過ぎていて乗れない、という危機的状況の中、なんとかタクシーを拾ってパリ東駅へ。
7:40パリ東駅発→9:52ルクセンブルク駅行へ乗り込めました。
無事にルクセンブルクへ入国!おなかが空いていたので駅前で朝ごはんにサンドイッチとホットチョコレートをゲット。
ひとまず市街に向かってみることに。お金があるという前情報ですごくバブリーな雰囲気なのかなと思いきや、とても落ち着いた街並みでした。
立ち寄ったノートルダム大聖堂で無料のコンサートがあったので、聴いていることに。久々に聴くオルガンの音色に癒されました。
クリスマス前だったので、広場にあるクリスマーケットをふらふら。1本€3.5のスモア棒が目に入り、即お買い上げ。直火で自分の好みの焼き加減でおいしくいただきました。
ランチは近くのレストランでカモのサラダをチョイス。先ほどのスモアのマシュマロの影響で若干苦しくなりながらも、完食しました。
迷子になりながらも、事前に調べてあったCHOCOLATE HOUSE of Luxembourg by Nathalie Bonnでお茶休憩。
何十種類もあるフレーバーの中から、好きなチョコをお好みのミルクに溶かして飲むホットチョコレートのお店です。お土産も購入。
いい時間になってたので、ルクセンブルク駅方面へ。途中ローカルスーパーを見学しました。
ゼネストが続いていて、当日運休もあり得るかなと思っていたのですが、駅の時刻表を見て定刻運行を確認して一安心。
16:10ルクセンブルク発→18:20パリ東駅着の電車でパリへ戻りました。
その後相変わらずバスには乗れないので、30分ほど歩いてスーパーで夕食を仕入れホテルへ。2日目終了。
Day 3:パリ観光+観劇2回目
あっという間にパリ滞在もあと1日!でもまだパリを観光していない(笑)ので、この日は観劇までパリ市内を探索することに。
依然としてゼネスト中なので、全部徒歩での移動です。
カフェでクロワッサンとコーヒーをいただいてから、まずはシテ島のサントシャペルへ。ステンドグラスがきれいすぎて感激!!
そのあとはクープランのオルガンで有名なサン=ジェルヴェ=サン=プロテ教会を見学。
『黄色い星の子供たち』を思い出しながら、ユダヤ人街を散歩。ファラフェル屋さんがたくさんありました。
八百屋さんやお菓子屋さんなどローカルなお店を見学したり、
露店のクレープをつまみ食いしてみたり、
サントゥスタッシュ教会でミサを見学したりして、徒歩圏内でたくさんのスポットを見て回りました。
お昼過ぎにマリアージュフレールのサロンドテで優雅にティータイム。
その後は、お土産を買って、『パリのアメリカ人』の聖地巡礼でポンデザールとギャラリーラファイエットを訪れました。
スーパー買った夕食を取ってから、シャトレ座へ移動。
いよいよ2度目の『パリのアメリカ人』を観劇!
終演後はすぐホテルに戻り、全部やり切った気持ちで電池が切れたように爆睡。
Day 4:移動
最終日もゼネストで公共の交通機関が全ストップ。道路が混むかもしれないからと、ホテルのレセプションで早めの時間にタクシーをお願いしました。
前日と同じカフェで朝ごはん。
空港には予定より少し早めに到着。
街中で切手が買えなかったので、空港の郵便局で手紙をまとめて投函。
13:10シャルルドゴール発→翌8:55関西空港着のエールフランス292便へ搭乗…の予定が帰りも1時間の遅延(笑)。無事に会社にたどり着けることを祈りながら機内で眠りにつきました。
Day 5:移動+出勤
予定より少し遅めの9:30ごろ関空に到着。空港内のシャワーをダッシュで浴び、オフィススタイルに着替えて午後から出勤!
最初と最後がハラハラだったけど、無事にやりたかったことを達成できました!
実際の旅程はこうなった!
しょっぱなからフライト取り直しという人生初めての経験がありましたが、その後は予定していた通り、ミュージカル鑑賞とその他観光を楽しめて結果オーライ。
Day 1 | 7:50 伊丹空港発 9:05 成田空港着 10:55 成田空港出発 15:40 CDG空港到着 市内移動 18:00 ホテルチェックイン 20:00 『パリのアメリカ人』鑑賞 |
Day 2 | 7:40 パリ東駅発 9:52 ルクセンブルク駅着 市内観光 ・ノートルダム大聖堂 ・クリスマスマーケット ・CHOCOLATE HOUSE 16:10 ルクセンブルク駅発 18:20 パリ東駅着 |
Day 3 | 終日 パリ市内観光 ・サントシャペル ・サン=ジェルヴェ=サン=プロテ教会 ・サントゥスタッシュ教会 ・マレ地区 ・マリアージュフレール ・ダマンフレール ・ポンテザール ・ギャラリーラファイエット 20:00 『パリのアメリカ人』鑑賞② |
Day 4 | 10:00 タクシーで空港へ移動 14:10 CDG空港発(1時間遅れ) |
Day 5 | 9:30 関西空港着 出勤 |
宿泊 | Hotel du Pont Nuef |
かかった費用は?
今回は弾丸でミュージカルを見に行くことが目的だったので、そこまで節約を念頭に置いたわけではありませんが、およその費用の内訳はこんな感じ。
航空券 | ¥103,494(補償金相殺後の金額) |
鉄道 | ¥ 20,050 |
宿泊 | ¥ 15,196 |
市内移動観光 | ¥ 3,191 |
食事 | ¥ 17,509 |
ミュージカル | ¥ 24,429 |
お土産 | ¥ 11,323 |
合計約¥195,000となりました。EU261法の補償があったので、最終的に思ったより節約できてるような気もしますね…!
目的を絞って弾丸でも満足度の高い旅を!
以上が、弾丸パリ旅行の日程紹介でした!最低限やりたいことだけを明確にしておけば、日程が短くても満足のいく旅にできるんです。
これを見て、ヨーロッパは遠いからなかなか腰が上がらない…と思っていた人も、今年はちょっと行ってみようかな、と思ってもらえたら嬉しいです。
まだもう少し外出自粛は続きそうですが、いつかコロナウイルスの感染が無事に終息したら、今行けない分もたくさん計画して旅に出たいですね!
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