皆さんは有給休暇をとってリフレッシュできていますか?
職場によっては雰囲気的に取りにくい…取らせてはくれたけど内心嫌な思いをさせていそう…不在中に迷惑をかけてしまうのが申し訳ない…という人も少なくないと思います。
実際に厚生労働省の統計によると、平成30年の有休取得率は全体で52.4%。実は付与された半分近くの有休が使われていないんです。
有休は、上手に使えば土日や3連休より旅先の選択肢が広がって、旅を楽しめるだけじゃなく、満足して帰ってきてから仕事のモチベーションupにもつながって一石二鳥!
そこで今回は、有休で旅に出るためにわたしが日ごろ職場で実践している、有休を精神的にとりやすくする工夫5つを紹介します。
休みたいけど休めない…そんな悶々とした気持ちを抱えている人は必見!!
工夫1:旅好きキャラを定着させる
「え?いきなりキャラづくり?」と思った方もいるかもしれませんが、これがばかにならないんです。
実は、就職する前に参加したホノルルマラソンで、現地で出会った日本人の方から教えてもらった方法です(笑)
知らず知らずのうちに、この人は〇〇な性格だから△△する(しない)、という風に決めつけていることってありませんか?
それを応用して、「旅が好きだから休みを取って旅に出る」と思ってもらえばいいんです。
ちょっとした雑談に旅の話題を挟んだり、お昼休みに旅本を読んだり、小さな努力を積み重ねましょう。知らず知らずに同僚は「あ、この人旅好きなんだ」と勝手に思い込むことになります。
そして思い込んでもらえると、(長めでも)有休の相談のハードルががくっと下がります!
この方法でうまく旅好きキャラを確立できると、次はどこか行かないの?と聞かれるようにすらなりますよ。
工夫2:繁忙期を理解する
キャラづくりは地道に頑張るとして、業務的にまずやるべきことは繁忙期の把握です。
これは繁忙期に休暇予定をかぶせないだけでなく、休みを取りやすい時期を見極めるという意味もあります。
まず言わずもがな、繁忙期に有休を取るのはやめておきましょう!!同僚の負担が増えるだけじゃなく、あなた自身もきっと苦しむはず…
ただでさえ時間に追われ、残業が続き辛い繁忙期。だからこそ、繁忙期を乗り越えたすぐ後の有休取得をおすすめします。
何かを成し遂げたあと、人は力を抜いたり気分転換したくなるものです。
その心理をうまく使って、「ちょうど〇〇(繁忙になる業務)が終わるころなので〜」と話すと、少し息抜きたくなる時期だもんな、と上司や周囲の人からの納得や理解が得やすくなります。
また、業務が一旦落ち着く時期でもあると思うので、不在中のカバーをお願いする量も最小限にできるメリットがあります。
工夫3:早めに根回しする
有休を取りたい時期を見極めたら、早めの根回しが肝心です。
権利とはいえ、よほど組織的にうまく回っている会社で働いている人以外は、誰かに不在中のカバーをお願いすることになると思います。
直前に依頼されたら誰だって自分の予定を崩されて内心嫌な気持ちになりますよね…もしかしたら依頼される側としてそのような経験したことがある人もいるかもしれません。
そうすると2回目、3回目…を依頼しにくくなるので、言いにくいことこそ早めに相談しておきましょう。
ちなみに私は、一番早くて半年くらい先の予定まで承認してもらったことがありますが(年末年始の12連休でキューバに行きました)、だいたい2-3ヶ月前から根回しを始めるのがおすすめです。
承認を取る方法は会社によって違うと思いますが、最低でも直属の上司と、仕事のカバーをお願いする同僚には事前にお話しておきましょう。
工夫4:その日に向けて猛烈に働く
ここまで来たらあとは仕事を頑張るだけ!!旅先で仕事を思い出して中途半端に不安な気持ちにならないためにも、とにかくできることを進めておきましょう。
途中で他にも有休を使う人がいたら、その人の業務も積極的にフォローをアピールしましょう!いいことあるかも…
そして仕事の引き継ぎが必要な場合、休暇が始まる前々日までに一度依頼したい内容を大まかに伝え、具体的な業務進捗が見えてくる前日の午後一番くらいに詳細の依頼をしておくとスムーズです。
はじめにメール等で明文化して共有しておき、口頭で伝えれば引き継ぐ相手も不明点をクリアにしながら理解できるのでおすすめです。
工夫5:帰ってきたら有休を取らせてもらった感謝を伝える
無事に旅から戻り出社したら、仕事をカバーしてくれた人に自分の言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
また、なにかトラブルはなかったかや進捗の引き継ぎもしっかりすることによって、業務に対するやる気を示せるとなおgoodです。
有休は権利だからお土産なんて買う必要ない、と言う話も聞いたことはありますが、わたしは必ずお土産を買うことにしています。
そして感謝の気持ちを示すために、おみやげを一人ひとり手渡ししながら、有休ありがとうございました!+印象に残ったことをお話するようにしています。
何度も実践して有休を取りやすい環境を作ろう!
以上が、わたしが職場で実践している、気持ちよく有休を取るための工夫5つでした。
1〜5でしっかりとPDCAサイクルを回せば、有休を取るたびに上手な取得方法がわかってくると思います。
今では、年間5日間は取得しなければいけなくなった有休。
もはや、権利というより一部義務のようになってきていますが、やはり仕事を休むからには、正当な理由とはいえ、日ごろ業務で関わっている人たちへの負担が最小限になるように、工夫を凝らすに越したことはありません。
今回紹介した方法で、少しでも多くのサラリーマンが気持ちよく有休旅行できますように!
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