3泊4日の初めてのウラジオストク旅。この記事では詳細な旅のルートの前編として、1日目と2日目のルートを詳しく紹介していきます!
Day 1 移動
長いトランジットを経てロシア入国!
それではスタート!
初日はほぼ移動日。ウラジオストクまで毎日直行便が運航しているのは成田空港のみなので、神戸からは伊丹経由で成田へ。乗り継ぎ時間はなんと恐怖の7時間越え\(^o^)/
都内近郊にお勤めなら、午前中は働いて午後休を取り移動でも十分間に合ってしまうタイムスケジュールですが、成田は国内線の乗り継ぎがイマイチなので、地方からだと朝一コースなのです。
成田に着くのが9時過ぎだったので、朝ごはんは食べずに出発し、まずは成田でのんびり腹ごなし。
その後は、2週間後に控えていた上海旅行の飛行機キャンセルの電話をしたり、カイロを買い出ししたり、wifiをレンタルしたり、ガイドブックを読んだりして過ごし、友人と合流して出国。
まだ時間があったので新しくオープンした第2ターミナルのDean&Delucaでおやつタイム。
15:45頃ようやく搭乗。今回初めてのS7航空です。
約2時間半の空の旅はあっという間。トランジット時間より飛行時間の方がはるかに短い切なさを感じつつ、ロシアに入国!!
空港はコンパクトだったので迷わずタクシー乗り場へ。そのまま宿泊先へ向かいました。
道路の混雑はなく40分程度で市街に着き、宿近くの車で入れるギリギリのところで降ろしてもらいました。雪はありませんでしたが、外気は寒い!
今回ははじめてのAirbnbで宿泊。特に問題もなくセルフチェックインを済ませ、一休みし、夜ごはんに向かいました。
Tsekhで遅めの夜ごはん
すでに9時過ぎでしたが、噴水通り周辺のレストランは軒並み営業中。適当に歩いて見つけたよさげなお店「Tsekh」にて夜ごはんをいただくことにしました。
北国らしく入り口は二重になっていて、一つ目のドアを入ったところで上着を預け(上着の出し入れをしてくれるおじいちゃんがいました)、もう一つのドアを開けて店内に入ります。
席に着くと、韓国語メニューと英語メニューどちらがよいか聞かれたので、英語を希望。すると、QRコードを差し出され、読み取ってメニューを確認するようにとのこと。しかし何度やってもうまく読み取れず、結局ウェイターのお姉さんが私たちの希望を聞いて、適当にメニューを頼んでくれました\(^o^)/
やってくるまで全然イメージしていませんでしたが、空港についてサーモンやイクラのお土産を見て、海鮮系への気持ちが高まっていたので、クラブサラダとサーモン、そしてトマトスープとデザートにブラウニーを注文。
どれも見た目がとってもおしゃれで、味もおいしくて、いきなりロシア料理の株が高騰!!
初日からとってもいい気分で、宿に戻って翌日に備え就寝しました(ほぼ寝落ち)。
Day 2 市内観光①+バレエ鑑賞
最高気温が氷点下予想なので、防寒着にカイロもプラスして出発!まずは歩いて行ける範囲の観光をすることに。
ウフ・トゥイ・ブリンで朝ごはん
まずは朝ごはんにロシアの伝統料理、ブリヌイ。宿泊先から歩いてすぐのウフ・トゥイ・ブリンでいただきました。
スポーツ湾で凍った海の上を歩く
朝ごはんの後は、腹ごなしがてらスポーツ湾へ。噴水通りをそのまま進めば、海岸に直結しています。
360°凍った海!!
海上(氷上?)は風が強く、立っているのもつらかったですが、一度はやってみたかった凍った海の上を歩くという、貴重な体験ができました(笑)。
人は日常なかなかできないことを体験すると、いくつになっても興奮するものですね。
日本人ゆかりの地を巡る
日ごろそこまで馴染みのないウラジオストクですが、かつては多くの日本人が暮らしていたということで、日本にゆかりのある場所に行ってみました。
まずはディナモ競技場。シベリア抑留時代の日本人が建設した競技場です。1940年代後半からずっと使われているなんて、すごい!
そしてあまりにも寒かったので、いったん近くの教会で暖を取らせていただくことに…
ロシア正教では女性は髪を隠していないと中に入れないので、持っていたマフラーを広げて頭に巻き付けてなんとかしのぎました。
中でお祈りしていた信者のおばさまは素敵なスカーフをかぶっていました。
もう一つの日本人にゆかりのある場所は、旧堀江商店。日用雑貨輸入商としてウラジオストクへ渡った堀江直造の経営していた商店跡です。かつてここには妹尾商店・太田商店もならんでいたそう。
その後の激動の歴史で今でも生活している日本人は少なそうですが、これから観光をきっかけにまた交流が活発になるといいな。
ウラジオストク駅
そのまま歩いてシベリア鉄道の始発駅、ウラジオストク駅へ。
駅舎は思ったより小さかったけど、細かい装飾が施されていて、遠くから見ても近くから見ても絵になる外観でした。かつて何度か改装されたそうですが、ソ連の崩壊後、現在の外観に落ち着いたそうです。
中も思ったより狭い!鉄道出発の時間が迫ると人がごったがえすのかなぁと思いましたが、この時は乗車待ちの人もまばらで、とっても静かでした。
チケットがなくてもホームまで下りられるので、せっかくなので行ってみることに。
ホームの端っこの方にキロポストがありました。モスクワまで9288 km!北海道の稚内駅から鹿児島の西大山駅を往復しても足りない\(^o^)/ロシアという国のケタ違いの大きさを実感。
そして、そんな果てしなく遠いモスクワまでどんな気持ちで電車に乗るんだろうとか考えていたらワクワクがとまらなくなりました(笑)。
青春18きっぷで本州一周したり、東京から九州まで旅行したり、電車に揺られることが大好きなので、いつか時間を作って端から端まで乗ってみたい!
ピラジョーチニッツァでピロシキ
小腹が空いたのでおやつのピロシキ。Google mapで検索して出てきた駅チカのお店へ。
薄暗くて中の様子もわからず休業日かなと思いきや、小窓をのぞき込むとお姉さんがメニューを差し出してくれました。
おかずパン定番と書いてあったのでポテト入りを注文。思ったより熱々ではなく(笑)いきなりかぶりついても何の問題もない温度で提供されました。味もあっさりで小腹にちょうどよく、おいしくいただきました。
ニコライ2世凱旋門、潜水艦C-56博物館見学
ロシアと言えば軍事力のイメージだったので、潜水艦C-56博物館へ行ってみることに。
途中で立ち寄ったニコライ2世凱旋門。ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世が皇太子だった1891年、日本を訪れた帰りにウラジオストクに立ち寄ったことを記念して建てられた門です。
ロシア革命で壊されましたが、2003年に再建。こじんまりしていますが、こちらも装飾がきれいで見ごたえがありました。
そして潜水艦C-56博物館へ。これは1930~40年代にソ連が建造した潜水艦C-56の内部を見学できる博物館です。
海軍の歴史に関する展示の他、実際の操作室や乗組員の部屋の様子が残されています。
展示はほぼキリル文字であまり理解できなかった&中が寒かったのですが、ソ連時代の潜水艦の内に実際に入れるだけでよい経験になりました。
大衆食堂で遅めのランチ
お昼をだいぶすぎてしまったので、大衆食堂でランチタイム。
ロシアの大衆食堂はスタローヴァヤと呼ばれ、自分で食べたいものをトレーに乗せて、会計をしてから席に着くスタイルです。
今回は宿の近くのニルィダイへ。ビーフストロガノフにジャガイモ、サラダ、酢漬けのニシン的なもの、ピクルス、黒パンをチョイス。
特に英語メニューがあるわけではありませんが、ほしいものを指差しでなんとかなりました(笑)。
外が寒いのでクリーミーな食べ物のあったかさが体に沁みわたっておしかったです。酢漬け系もすっぱいものが大好きなのでおいしくいただきました。
気温が低いので体力を使うのか、けっこう眠くなりました、食後はいったん宿に戻ってしばしの休憩。
マリインスキー・バレエ団のドン・キホーテを鑑賞
のんびりしていたら開演時間を勘違いしていたことに気づき、大慌てでYandexでタクシーを呼び、マリインスキー沿海州劇場へ。
劇場へはバスでも行けますが、安くて便利なYandexでの配車がおすすめ!
ドン・キホーテを鑑賞。音楽もストーリーも元気になるので、大好きな演目の1つ。たまたま旅行中に公演があってラッキーでした!
帰りもYandexでタクシーを手配し、夜ごはん前に宿に戻りました。
スヴォイフェーテで夜ごはん
ホテルの近くで気になっていたスヴォイフェーテ(SVOY fête)にて夜ごはん。
ウェイターさんが色々おすすめを教えてくれて、選んだのがこの5つ!
定番のボルシチも、港町ならではの海鮮系も、どれもはずれがなくておいしすぎてあっと言う間に完食!
カップラーメンチャレンジ①
そして個人的にとてもお楽しみにしていたカップラーメンを凍らせるチャレンジ\(^o^)/
インストラクション通りお湯を線まで注ぎ3分待ってから、フォーク(2か月前のパリ旅行でMonoprixで購入したものを持参)で持ち上げた状態でベランダに放置。
フォークをうまく固定するのに宿に合ったセロファンテープとペットボトルを使いましたw
しばらく放置した結果はこちら!ちゃんと凍った!!
※このあと別容器に移し、電子レンジでチンしておいしくいただきました。
市内観光に観劇に充実した一日だったなぁと思ったころには寝てました。
前半は問題なく終了!後半に続く!
極寒とキリル文字に若干の不安を感じていましたが、前半は特に問題なく終了!
旅のルート後半もこちらからどうぞ。
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